コンガテックは、コンピュータオンモジュール「conga-SMX95」を発表した。NXPのアプリケーションプロセッサやAI、ML向けのNPU、ArmのGPUを搭載している。
コンガテックは2024年7月、コンピュータオンモジュール「conga-SMX95」を発表した。NXPのアプリケーションプロセッサ「i.MX 95」を採用し、コンピュータオンモジュール規格「SMARC」に準拠している。
エッジAI(人工知能)向けとして、NXPの「eIQ Neutron NPU」を搭載。ハードウェアアクセラレーションによるAI推論やML(機械学習)をエッジで実行できる。ArmのGPU「Mali」も採用。「i.MX 8M Plus」を用いた同社前世代品と比較して、GPUパフォーマンスが最大3倍に達した。
ギガビットイーサネットを2つ搭載していて、同期した確定的なネットワークデータ転送向けのTSNに対応する。また、データセキュリティ向けに、インラインECC付きのLPDDR5を備えた。
ディスプレイ接続向けには、標準インタフェースのDisplayPortに加えて、LVDSディスプレイインタフェースを搭載した。カメラへの直接接続向けには、2つのMIPI-CSIを備えている。
動作温度範囲は−40〜+85℃。産業機器や耐環境HMI(ヒューマンマシンインタフェース)、マシンビジョン、外観検査、3Dプリンタ、ロボットコントローラーといった用途に適する。
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