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NXP「i.MX 95」プロセッサ搭載コンピュータオンモジュールコンガテック conga-SMX95

コンガテックは、コンピュータオンモジュール「conga-SMX95」を発表した。NXPのアプリケーションプロセッサやAI、ML向けのNPU、ArmのGPUを搭載している。

» 2024年07月30日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 コンガテックは2024年7月、コンピュータオンモジュール「conga-SMX95」を発表した。NXPのアプリケーションプロセッサ「i.MX 95」を採用し、コンピュータオンモジュール規格「SMARC」に準拠している。

コンピュータオンモジュール「conga-SMX95」 コンピュータオンモジュール「conga-SMX95」 出所:コンガテック

AI、ML向けのNPUを搭載

 エッジAI(人工知能)向けとして、NXPの「eIQ Neutron NPU」を搭載。ハードウェアアクセラレーションによるAI推論やML(機械学習)をエッジで実行できる。ArmのGPU「Mali」も採用。「i.MX 8M Plus」を用いた同社前世代品と比較して、GPUパフォーマンスが最大3倍に達した。

 ギガビットイーサネットを2つ搭載していて、同期した確定的なネットワークデータ転送向けのTSNに対応する。また、データセキュリティ向けに、インラインECC付きのLPDDR5を備えた。

 ディスプレイ接続向けには、標準インタフェースのDisplayPortに加えて、LVDSディスプレイインタフェースを搭載した。カメラへの直接接続向けには、2つのMIPI-CSIを備えている。

 動作温度範囲は−40〜+85℃。産業機器や耐環境HMI(ヒューマンマシンインタフェース)、マシンビジョン、外観検査、3Dプリンタ、ロボットコントローラーといった用途に適する。

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