ザインエレクトロニクスは、クラウドSIMに対応した産業用IoT(モノのインターネット)ルーター「CTL-005」のサンプル出荷を開始した。2024年12月の量産出荷開始を計画している。
ザインエレクトロニクスは2024年7月、クラウドSIMに対応した産業用IoT(モノのインターネット)ルーター「CTL-005」のサンプル出荷を開始したと発表した。同社グループのキャセイ・トライテックが開発/提供する製品で、同年12月より量産出荷を開始する。
LTE通信に対応していて、クラウドを介して、既存のWi-Fiルーターでは困難だった複数の製造ラインの一括管理が可能となっている。また、クラウドSIMもオプションで搭載できる。メイン回線でネットワーク障害が生じた場合も、クラウドSIMにより他事業者の回線に自動で切り替えられる。
地域BWA(広帯域無線アクセス)やプライベートLTEにも対応した。自営のBWAやsXGPに適応できる。
サイズは80.2×68.8×28.7mmで、重量は約108g。ケースには、アルミニウム合金を用いた。基板レベルでの提供や、基板のカスタマイズにも対応可能だ。
監視カメラの接続や駐車場システムの運営管理、自動販売機の決済サポート、EV充電や太陽電池発電のモニタリング、集合住宅の宅配ボックス管理といった用途に適する。
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