電力管理機能を統合した、出力電力20dBmの小型セルラーIoTデバイス:フットプリントを従来品比20%削減
ノルディックセミコンダクターは、セルラーIoT(モノのインターネット)デバイス「nRF9151」を発表した。SoC(System on Chip)やRFフロントエンド、電力管理機能を統合していて、「nRF91」シリーズの従来品に比べてフットプリントが20%縮小した。
ノルディックセミコンダクターは2024年2月、セルラーIoT(モノのインターネット)デバイス「nRF9151」を発表した。SiP(システムインパッケージ)を採用した「nRF91」シリーズの新製品となる。
セルラーIoTデバイス「nRF9151」 出所:ノルディックセミコンダクター
同製品は、SoC(System on Chip)やRFフロントエンド、電力管理機能を統合したデバイスとなる。nRF91シリーズの従来品に比べ、フットプリントが20%縮小。スマートセンサーなど、スペースに制約のあるIoTアプリケーションに適している。
出力電力はクラス5の20dBmをサポートしていて、事実上、クラス3の23dBmを補完できる。また、同社の「nRF9161」「nRF9131」とソフトウェア、ツールの互換性を備える。
ウェアラブル機器やスマートセンサーなどのIoT用途に適する。既に、顧客向けにサンプル提供を開始している。
- 残量ゲージ機能搭載、パワーマネジメントICの量産開始
ノルディックセミコンダクターは、以前よりサンプル提供していた同社のパワーマネジメントIC「nPM1300」の量産を開始した。バッテリー駆動用途に適した製品で、独自の残量ゲージ機能を搭載している。
- ハード/ソフト両面のセキュリティ機能を搭載したBLE SoC
ノルディックセミコンダクターは、Bluetooth LE SoC(System on Chip)の新シリーズ「nRF54L」を発表した。同社従来品と比べて処理能力が倍増した一方で、消費電力は低減した。
- 独自システムマネジメント機能搭載、多機能PMIC
ノルディックセミコンダクターは、パワーマネジメントIC「nPM1300」を発表した。通常は個別で組み込む監視システムや残量ゲージ機能など多数の機能を、1チップに集積している。
- 第4世代のマルチプロトコルSoC
ノルディックセミコンダクターは、同社の第4世代のマルチプロトコルSoC(System on Chip)「nRF54H20」の販売を開始した。Bluetooth 5.4やLE Audio、Bluetoothメッシュ、Matter、Threadといった規格に対応する。
- 充電器やパワーレール4本を搭載したPMIC
ノルディックセミコンダクターは、PMICの最新モデル「nPM1300」を発表した。大型バッテリー向けの充電と4本のパワーレールを備え、SoC「nRF5340」のホストや、センサーなど複数の周辺機能を備えるIoT製品に適する。
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