日清紡マイクロデバイスは、IO-Linkデバイストランシーバー「ND1160」シリーズを発売した。4.8kbps(キロビット/秒)/38.4kbps/230.4kbpsの高速通信に対応し、ハイサイド、ローサイド、プッシュプル動作が設定可能で、接続デバイスのステータスを検出する。
日清紡マイクロデバイスは2024年8月、IO-Linkデバイストランシーバー「ND1160」シリーズを発売した。100個購入時のサンプル参考単価は275円(税込)で、月100万個規模で生産する。
IO-Link通信規格に準拠し、4.8kbps(キロビット/秒)/38.4kbps/230.4kbpsの高速通信に対応する。ハイサイド、ローサイド、プッシュプル動作が設定可能で、接続デバイスのステータスを検出する。500mA以下の過電流保護機能を内蔵するほか、逆流保護、サーマルシャットダウン、ウエイクアップ検出機能も搭載する。
最大定格電圧は60V、動作電圧範囲は8.5〜36.0V、出力電流は200mA。−40〜+125℃の温度範囲で動作する。パッケージは、3.0×3.0×0.75mmサイズのDFN3030-8-GGで提供するほか、1.76×2.26×0.65mmのWLCSP-12-ZA1を開発している。どちらも小型かつリードレスで、DFN3030-8-GGは既にサンプル提供を開始していて、WLCSP-12-ZA1は2025年1月から開始する。
主な用途として、圧力センサー、流量センサー、光電センサー、近接スイッチなどの産業用センサー、ライトカーテン、PLC、アクチュエーターなどを見込む。
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