マイクロチップ・テクノロジーは、電圧制御SAWオシレーターの「101765-320-A」「101765-400-B」を発表した。センシング用途において、検出下限値を向上させるために必要な低位相ノイズを特徴とする。
マイクロチップ・テクノロジーは2024年9月、VCSO(電圧制御SAWオシレーター)「101765-320-A」および「101765-400-B」を発表した。それぞれ320MHz、400MHzで動作する。既に受注を開始している。
両製品は、航空宇宙や防衛でのレーダー、計測システムといった用途に適する。レーダーなどのセンシング用途において検出下限値を向上させるために必要な低位相ノイズを特徴とする。101765-320-Aの位相ノイズは10kHzオフセットで166dBc、ノイズフロアで182dBc。
両製品の電源電圧は4.75〜15.75Vで、消費電流は111mA。25.4×25.4mmの気密コバールパッケージを採用した。航空宇宙、防衛向け電子部品規格「MIL-PRF-38534」のスクリーニングに対応している。
開発ツールは、VCSOを評価できるテストボード「101765-320-A-N-S-TB」および「101765-400-B-N-S-TB」を用意している。
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