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低ドリフトの2回路入りオペアンプ日清紡マイクロデバイス NL6002

日清紡マイクロデバイスは、2回路入りオペアンプ「NL6002」の販売を開始した。低消費電流、低電圧動作でありながら、オフセットやドリフトを抑制している。

» 2024年11月08日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 日清紡マイクロデバイスは2024年10月、2回路入りオペアンプ「NL6002」の販売を開始すると発表した。月産規模は50万個。サンプル価格は1000個購入時で220円(税込)となっている。

2回路入りオペアンプ「NL6002」 出所:日清紡マイクロデバイス

 同製品には、同社独自のトリミング技術「Xtended trimming」を採用。入力オフセット電圧が最大150μV、オフセット電圧ドリフトが最大0.9μV/℃となった。

「Xtended trimming」と既存のトリミングとの比較 出所:日清紡マイクロデバイス

低消費電流、低電圧動作

 消費電流は1チャンネルあたり15μA。電源電圧は1.6〜5.5Vで、低電圧での動作が可能となっている。バッテリーで動作する各種センサー向けの用途に適する。また、入出力Rail-to-Railとなっていて、電源電圧が限られる場合でも入力信号を効率的に処理できる。

既存品との比較 出所:日清紡マイクロデバイス

 EMC性能にも優れ、開発時の手戻りリスク抑制や搭載機器の安定した動作に寄与する。工場などの過酷な環境でも使用できる。

 動作温度は−40〜+125℃。パッケージはVSP-8-AF、EMP-8-AN、DFN3030-8-GF(開発中)から選択できる。

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