ネクスペリアは、OPEN Allianceの要件に準拠した車載イーサネット向けESD保護ダイオード「PESD1ETH10L-Q」「PESD1ETH10LS-Q」を発表した。両製品とも静電容量が0.4pFと低い。
ネクスペリアは2025年2月、OPEN(One-Pair Ether-Net) Allianceの要件に準拠した車載イーサネット向けESD保護ダイオード「PESD1ETH10L-Q」「PESD1ETH10LS-Q」を発表した。
両製品は、いずれも静電容量が0.4pFと低い。100BASE-T1や1000BASE-T1の車載ネットワークを用いた高速アプリケーションの保護にも対応可能で、高品質な信号を確保するほか、基板設計やサプライチェーンの簡素化に寄与する。
IEC 61000-4-2準拠で最大18kV、OPEN Alliance準拠で1000回の放電に対して最大15kVの単一ラインESD保護ソリューションを提供する。一般的な乗用車向けの12V、トラックや大型商用車向けの24V、電気自動車(EV)やハイブリッド車向けの48Vと幅広い車両用途に対応可能だ。
PESD1ETH10L-Qは1.0×0.6×0.48mmのDFN1006-2パッケージを採用。PESD1ETH10LS-Qは1.0×0.6×0.37mmでSWF(サイドウェッタブルフランク)のDFN1006BD-2パッケージを採用していて、自動光学検査(AOI)にも対応する。
OPEN Allianceは、イーサネットベースのネットワークを車載ネットワーキングの標準として確立すべく活動している非営利団体だ。自動車メーカーやサプライヤー、技術プロバイダーが参画し、2011年に発足している。
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