リテルヒューズの新製品、高速ゲートドライバーIC『IXD0579Mシリーズ』は、3×3mmパッケージに主要部品を集積。基板設計を簡素化し、省スペース化を実現した。1.5Aのソース電流と2.5Aのシンク電流で、BLDCモーター制御などに適する。
Littelfuseジャパンは2025年6月、高速ゲートドライバIC「IXD0579M」シリーズを発表した。3×3mmの10ピンTDFN-10パッケージに、ブートストラップダイオードと直列電流制限抵抗を統合している。
IXD0579Mシリーズは、6.5〜18Vの電圧範囲で動作し、低電圧誤動作防止(UVLO)機能を搭載する。ソースピーク駆動電流は1.5A、シンクピーク駆動電流は2.5Aで、高い駆動能力を備えた。
最大オフセット電圧は100Vで、−40〜+125℃の温度範囲で動作する。伝搬遅延時間は、ターンオンが65ナノ秒、ターンオフが58ナノ秒、立ち上がり時間は19ナノ秒、立ち下がり時間は15ナノ秒。1μA未満の低スタンバイ電流により、エネルギー効率が向上した。クロスコンダクション保護機能を搭載し、ハイサイドとローサイドの同時導通を防止する。
高周波スイッチング用途に適し、ブラシレスDCモーター駆動、バッテリー駆動ハンドツール、DC-DCコンバーター、電源、一般産業機器、電気機器などに利用できる。
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