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精度±5%の電流センス採用 ゾーンECU向けハイサイドIPD、ローム出力負荷との接続部に最適

ロームは、ゾーンECU向けハイサイドIPD「BV1HBxxx」シリーズを6品種で製品化した。容量負荷駆動能力が高く、ゾーンECUと出力負荷の接続部での用途に最適。月産20万個体制で量産を開始している。

» 2025年09月04日 09時00分 公開
[EDN Japan]
ゾーンECU向けハイサイドIPD「BV1HBxxx」シリーズ ゾーンECU向けハイサイドIPD「BV1HBxxx」シリーズ 出所:ローム

 ロームは2025年7月、ゾーン電子制御ユニット(ECU)向けハイサイドインテリジェンスパワーデバイス(IPD)「BV1HBxxx」シリーズを6品種で製品化したと発表した。同年6月に月産20万個体制で量産を開始しており、サンプル価格は1個当たり600円(税別)となっている。

 同シリーズは容量負荷駆動能力が高く、ゾーンECUと出力負荷の接続部での用途に適する。同社独自のプロセス技術を採用しており、オン抵抗が9〜180mΩ、アクティブクランプ耐量が50mJ(IO start=0.5A)〜70mJ(IO start=8A)となっている。

容量負荷駆動と±5%電流センス

 実力値±5%の電流センス機能を採用。出力負荷へ接続するハーネス保護に適する。その他、電源電圧範囲が6〜28V、保護耐圧が45V、暗電流が0.5μAとなった。動作温度範囲は-40〜+150℃で、車載電子部品規格「AEC-Q100」に準拠している。

 パッケージは4.9×6.0×1.0mmのHTSOP-J8を採用。ボディー系に加え、パワートレインやインバーター周辺などのスイッチ回路での用途を想定している。自動車の電子化に伴い、自動車をゾーン単位で管理するゾーンECU化が進む中で、課題となっていた容量負荷の駆動能力不足を補う。

ゾーンECUの構成イメージ例およびIPD特性比較例 ゾーンECUの構成イメージ例およびIPD特性比較例 出所:ローム

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