NXPセミコンダクターズは、SDV向けプロセッサ「S32N7」シリーズを発表した。ソフトウェアとデータを一元化することで、車両全体の効率向上とコスト低減に寄与する。
NXPセミコンダクターズは2026年1月、ソフトウェア定義型車両(SDV)向けプロセッサ「S32N7」シリーズを発表した。互換性を有する32種類の製品をラインアップにそろえ、すでに最上位モデル「S32N79」のサンプル出荷を開始している。
同シリーズでは、同社従来品「S32N55」と同じ5nmプロセスを採用した。自動車の中枢にソフトウェアとデータを集約する設計になっている。ドメインごとに分散していた電子制御ユニット(ECU)を統合し、配線や電子部品、ソフトウェア構成を簡素化することで、車両全体の効率向上とコスト低減に寄与する。
アプリケーション処理やリアルタイム制御、アイソレーション技術、ネットワークゲートウェイ、AIおよびデータアクセラレーションを1チップで提供可能。厳密なタイミングを要する車両制御や安全性、セキュリティ要件にも対応する。データバックボーンを備えていて、将来的にAIチップをアップグレードする際も車両の再設計が不要だ。
機能統合により、AIを車両全体に適用するための基盤を構成できる。パーソナライズした運転体験や仮想センサー、予知保全といったソフトウェア主導の機能展開を促進する。また、ソフトウェアの一元化により開発スピードの向上にも寄与する。
同シリーズを自社の自動車統合プラットフォームに採用した最初の企業がボッシュだ。NXPセミコンダクターズとレファレンスデザインやハードウェア統合、セーフティフレームワーク、支援プログラムを共同開発していて、車載システムの導入負担軽減を進めている。
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