NXPセミコンダクターズは、10BASE-T1S PMDトランシーバー「TJA1410」「TJF1410」を発表した。従来のEthernet PHYをデジタル部分とアナログ部分に分割するPMDアーキテクチャを採用している。
NXPセミコンダクターズは2026年2月、10BASE-T1S PMDトランシーバー「TJA1410」「TJF1410」を発表した。いずれもすでに量産と供給を開始している。
両製品では、従来のEthernet PHYをデジタル部分とアナログ部分に分割する物理媒体依存副層(PMD)アーキテクチャを採用した。デジタル部分をマイクロコントローラーやEthernetスイッチ側に統合していて、PMDが物理媒体上での送受信などアナログ処理を担う構成だ。
フットプリントが小さく、ピン数が少ないため、CANに近いシンプルな設計で10BASE-T1Sネットワークを構築できる。システムコストの低減や回路の簡素化に寄与する。
車載向けのTJA1410は、ISO 26262のASIL Bに対応。機能安全が求められる自動車用途に適した設計とした。EMC耐性や低消費電流特性を備え、Open Alliance TC10およびTC14仕様によるリモートウェイク機能にも対応する。低コストのCAN FDコモンモードチョークと組み合わせて使用可能。10BASE-T1Sネットワークの部品表(BOM)コスト削減にも寄与する。
産業用途向けのTJF1410は、ビルオートメーションや産業機器の分散制御システムでの用途を想定したものだ。ModbusやRS-485など従来のフィールドバスから、マルチドロップ型のEthernetネットワークへの移行を支援する。ビル用回路ブレーカーなどの要求が厳しい産業用途にも対応可能。Open Alliance TC14規格で規定されているノード数やケーブル長のガイドラインを上回る性能を有するという。
同社のマイクロコントローラー「MCX A」シリーズとTJF1410を組み合わせることで、産業用10BASE-T1Sシステムソリューションとして機能する。MCX Aシリーズには、今後10BASE-T1Sポートの搭載を予定しているという。
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