日置電機は、メモリハイロガー「LR8450」「LR8450-01」向けのサーミスターモジュール「U8557」「LR8537」を発売した。50ミリ秒のデータ更新間隔と16ビットA/D分解能を備える。
日置電機は2026年3月、メモリハイロガー「LR8450」「LR8450-01」向けのサーミスターモジュール「U8557」と、ワイヤレスサーミスターモジュール「LR8537」を発売した。価格はU8557が9万8700円、LR8537が18万5900円(いずれも税別)だ。
両製品はサーミスターおよび抵抗測定に対応した15チャンネル入力モジュールで、最大200kΩまでの抵抗測定に対応する。50ミリ秒のデータ更新間隔と16ビットA/D分解能を備えていて、高速かつ多チャンネルの温度測定を可能にした。
サーミスターの抵抗値と温度特性をあらかじめLR8450またはLR8450-01シリーズに登録しておくことで、測定した抵抗値をリアルタイムに温度へ換算し記録できる。複数の特性式を設定できるため、メーカーを問わずさまざまなサーミスターを使用した温度測定に対応する。
直結型のU8557をLR8450シリーズに最大4台接続すると、最大60チャンネルの多点測定を50ミリ秒周期で同時に実行できる。ワイヤレス型のLR8537をLR8450-01と組み合わせることで、最大165チャンネルの多点温度測定が可能。同社発表によると、一般的なベンチトップ型デジタルマルチメーター(DMM)と比較して10倍以上高速だという。
U8557は、押しボタン式端子台を採用し、確実かつ容易に配線できる構造にした。LR8537は、無線LAN通信によるデータ転送に対応していて、AC電源またはバッテリー駆動で動作する。配線が困難な環境でも柔軟に温度測定システムを構築できる。
これらのモジュールは、LR8450シリーズの熱電対モジュールなどとあわせて使用できる。異なる温度センサー方式を1つのシステムに統合することで、さまざまな計測用途に対応可能だ。
近年、自動車分野ではバッテリー式電気自動車(BEV)やハイブリッド車(HEV)の普及に伴い、バッテリーやモーターの熱マネジメントが重要な開発課題となっている。こうした背景から、試作機やシステムに組み込まれたサーミスターを用いた多点温度測定および温度挙動評価の需要が高まっているという。
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