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車載LEDの進化――デザイン性と性能の両立が進む主要メーカーの新製品を一挙紹介(4/4 ページ)

» 2026年08月19日 11時00分 公開
[Gina RootsEDN]
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Melexis

 Melexisは最近、DC-DCコンバーターを内蔵した18チャンネルLIN RGB LEDコントローラー「MLX81119」を発表した。このLEDコントローラーは、車載照明システムを簡素化し、最適化するよう設計されている。

 MLX81119は5×5mmのQFN32パッケージを採用し、Melexisの16ビットMCUを搭載する。メモリサブシステムには32Kバイトのフラッシュメモリ、13.5KバイトのROM、4KバイトのRAMを内蔵し、アプリケーション、LED較正係数、その他のシステムデータに対応する。LED電源電圧をチップ上でローカルに生成することで、ドアパネル、ダッシュボード、充電ポート照明など高密度な車載用途において、電力損失、外付け部品、必要スペースを削減するよう設計されている。

 LEDコントローラーは外部電源段を簡素化し、最小2個のコンデンサーと1個のインダクターで動作する。独立したDC-DCコントローラーと関連する受動部品が不要になる。この設計によって部品点数とPCB面積を削減し、照明モジュールを小型化するとともに、スペースに制約のある場所への統合を容易にする。

 Melexisによると、従来のアーキテクチャでは、外付けDC-DCコンバーターからLEDに電力を供給すると、発熱、部品点数、レイアウトの複雑さが増大する。自動車メーカーが新機能、パーソナライズ、ブランド差別化への要求の高まりに対応して照明の搭載を増やすにつれ、物理的制約、効率、熱に関する要件を満たすことが難しくなる。

 18チャンネルのMLX81119は、2.5〜6Vの範囲でプログラム可能な最適化済みローカルLED電源電圧を生成する1AのDC-DCコンバーターを内蔵し、こうした課題に対応する。これにより、LEDコントローラーが余分な電圧を熱として消費することがない。Melexisによると、有効な混色と動作条件に応じてLED電源を動的に調整し、電力損失と熱ストレスを低減する。これは固定式の外付けDC-DCコンバーターソリューションでは実現できないという。

 MLX81119は、最大60mAに設定可能な18個のローサイド電流源と、独立した16ビットPWM制御を備える。1デバイス当たり最大6個のRGB LEDに対応し、滑らかな色遷移や高度な照明アニメーションを実現できる。また、直接/間接温度検出機能を内蔵し、全チャンネルで能動的な補償を行えるため、車載用途の全温度範囲にわたって色度点を安定させられる。

 MLX81119は、トランシーバーとプロトコルハンドラーを含む完全なLINシステムを統合し、LIN 2.xとSAE J2602に完全準拠する。ISO 26262に従って開発され、ASIL-Bまでの実装に対応する。

MLX81119 MelexisのMLX81119[クリックで拡大] 出所:Melexis

Novosense Microelectronics

 Novosense Microelectronicsは、外装/内装照明向け高性能LEDドライバーIC製品群に複数の新シリーズを追加した。これらのデバイスは、ハイサイド/ローサイドのリニアドライバーに加え、RGB/RGBWアンビエント照明制御向けMCU統合ソリューションを備える。高精度な電流制御、高度な診断機能、堅牢な熱管理を実現し、より安全でエネルギー効率が高く、カスタマイズ可能な照明システムを実現する。

 製品群には、12/16/24チャンネルのハイサイド・リニアLEDドライバー「NSL21912/16/24」、16チャンネルのローサイド・リニアLEDドライバー「NSL23716x」、熱バランス機能を備えたリニアLEDドライバー「NSL2163x」、アンビエント照明用ドライバーSoC「NSUC1500」が含まれる。

 NSL21912/16/24シリーズは車載向けハイサイドLEDドライバーで、チャンネル当たり100mAを供給し、12ビットPWM調光に対応する。VSシャント抵抗を使用した自動的な熱分散に対応し、熱性能を高めている。その他、設定可能なLED故障検出、フェイルセーフ機能向けE2PROM、最大2Mビット/秒のUARTインタフェース、オプションのASIL-B機能安全対応などを備える。

 NSL23716xは16チャンネルの車載向けローサイドLEDドライバーで、チャンネル当たり100mAを供給し、独立した12ビットPWM調光に対応する。プログラム可能な温度ディレーティング、LED断線/短絡検出、自動シャットダウンを備えた過熱保護機能を統合する。フェイルセーフ安全機能に対応するOTPメモリも内蔵するほか、オプションのCAN PHYインタフェースによって外付けトランシーバーを不要にし、設計を簡素化してシステムの信頼性を高める。

 NSL2163xは3チャンネルの車載向けリニアLEDドライバーで、チャンネル当たり最大200mAを供給し、5〜40Vのバッテリー電源から直接動作する。外付けシャント抵抗による熱分散に対応するほか、LED断線/短絡検出とサーマルシャットダウンを統合し、システムの信頼性を高めている。低消費電力のENピンを備えたタイプもオプションで用意する。

 高集積のアンビエント照明向けIC「NSUC1500」は、Arm Cortex-M3コアと4チャンネルの高精度電流モードLEDドライバーを統合する。独立した16ビットPWM調光と6ビットアナログ調光機能を備える。Novosenseによると、光束低下を補償しながら、より高精度な調光と混色制御を実現するという。NSUC1500はAEC-Q100 Grade 1およびCISPR 25 Class 5のEMC規格に準拠している。

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