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スマートメーター向けのリアルタイムクロックIC、誤差は1年間で2.5分STマイクロ M41TC8025

「M41TC8025」は、温度補償型の水晶振動子を内蔵したリアルタイムクロックICだ。誤差を−40〜85℃において±5.0ppm(1年間で2.5分に相当)と低く抑えている。消費電流も0.8μAと低い。

» 2012年11月21日 16時07分 公開
[EDN Japan]

 STマイクロエレクトロニクスは2012年11月、リアルタイムクロックIC「M41TC8025」を発表した。クロック周波数は、1Hz、1.024kHz、32.768kHzから選択できる。スマートメーターや医療機器、産業システムといった、高い精度で時間を測定する必要がある用途に向ける。

 M41TC8025は、温度補償型の水晶振動子(32kHz)を内蔵している。誤差は、−40〜85℃において最大±5.0ppm(1年間で2.5分)、0〜50℃において最大±3.8ppm(1年間で2分未満)を保証している。消費電流が標準0.8μA(電源電圧が3.0Vのとき)と低いことも特長だ。

 クロック周波数が400kHzのI2Cインタフェースを搭載している。アラーム、定周期タイマーなどの各種機能も備える。

 M41TC8025は、表面実装型パッケージ(SO-14)で提供される。既に量産を開始しており、1000個購入時の単価は約2.8米ドルである。

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