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過渡応答がマイクロ秒レベルの直流安定化電源TECHNO-FRONTIER 2013 計測/検査装置

インステック ジャパンは「TECHNO-FRONTIER 2013」(テクノフロンティア2013)で、まもなく発売する予定の直流安定化電源を展示した。過渡応答速度が速いことが特徴で、100mV以内では40μs以下、20mV以内で80μs以下を実現している。

» 2013年07月26日 19時14分 公開
[村尾麻悠子,EDN Japan]

 インステック ジャパンは、TECHNO-FRONTIER 2013で直流安定化電源「PPH-1503」を展示した。2013年秋ごろに発売を開始する予定だという。スマートフォンやタブレット端末が普及している状況を受け、主にモバイル機器の評価試験の用途に向ける。

 出力電圧/電流は、0〜9V/5Aと、0〜15V/3Aの2種類がある。PPH-1503は、高速な過渡応答速度を実現している点を特徴とする。「直流安定化電源の過渡応答は、一般的にはミリ秒レベルだ。PPH-1503は、100mV以内では40μs以下、20mV以内で80μs以下を実現している。測定分解能は、電圧が1mV、電流は0.1mA(5Aレンジ)/0.1μA(5mAレンジ)と高い。

 USB、LAN、GPIBのインタフェースに標準で対応しているのも特徴的だ。他社製品では、どれか1つがオプションである場合も多い。

 その他の主な仕様としては、出力電圧安定度は0.001%+0.5mV、出力電流安定度は0.001%+50μA。リップル・ノイズは、8mVp-p/1mVrms。外形寸法は222×86×363mmで、質量は約4.2kgである。

「PPH-1503」の外観(クリックで拡大)
TECHNO-FRONTIER 2013特集

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