岩通計測は、ロゴスキーコイル電流プローブ「SS-280A」シリーズを発売した。従来製品に比べて、周波数帯域と使用温度範囲の拡大などを図っている。
岩通計測は2014年8月、ロゴスキーコイル電流プローブ「SS-280A」シリーズを発売した。従来製品に比べて、周波数帯域と使用温度範囲の拡大などを図っている。
「SS-280A」シリーズは、測定できるピーク電流によって30A、60A、120A、300A、600Aそして1200Aと6モデルを用意した。最大周波数帯域は従来品の20MHzに対して新製品は30MHzとし、1.5倍に拡大した。これにより、スイッチング回路の高周波化にも対応することができる。
使用温度範囲も広げた。これまでの−10〜70℃に対して、新製品は−40〜125℃に拡大している。これによって、冷温地域や熱帯地域などでの動作保証が求められる車載機器のテスト/評価に用いることが可能となった。また、ゼロアジャスト機能により正確なゼロ点微調整が行える。この他、従来は1mだったセンサーケーブル長を、1.5mに延長することで恒温槽の内部測定などを可能とした。価格(税別)は全機種同一で21万円である。
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