日本モレックスの「HOZOX」は、低周波から高周波まで幅広い帯域の放射電磁ノイズを吸収することができるEMI(電磁干渉)吸収テープとシートである。電子機器のEMI対策用途に向ける。
日本モレックスは2015年1月、低周波から高周波まで幅広い帯域の放射電磁ノイズを吸収することができるEMI(電磁干渉)吸収テープとシート「HOZOX」を発表した。民生電子機器やデータ/テレコム機器、マイクロ波通信機器などにおけるEMI対策用途に向ける。
HOZOXは、独自の2層構造とすることで、メガヘルツからギガヘルツ帯の広い帯域で電磁気エネルギーを吸収することを可能にした。具体的には、磁性フィラーを含有した磁性層で低周波の電磁気エネルギーを吸収する。さらに、樹脂に導電フィラーを含有した導電層により高周波の電磁気エネルギーを吸収する仕組みとなっている。
HOZOXは、片面が粘着層により絶縁されている。このため、デジタルICやアナログICなどに直接取り付けることができる。吸収した電磁波は熱変換されるが、熱量は極めて小さいため、IC自体の動作や特性に影響を与えないという。また、HOZOXは鉛フリーとなっており、RoHS 2011/65/EUに準拠している。UL94V-0同等の難燃性も達成している。製品は、2種類のテープ形状あるいはA4サイズのシート形状で供給され、加工性にも優れているという。
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