テキサス・インスツルメンツは、ハイサイドパワースイッチ「TPS1H100-Q1」を発表した。5mAの電流センス精度、可変の電流制限機能などを備えた。
テキサス・インスツルメンツは、プログラマブルの電流制限機能を内蔵したスマート ハイサイドパワースイッチ「TPS1H100-Q1」を発表した。動力伝達機構、ボディ・エレクトロニクスの安全用や運転者向け情報システムなどに対応する。
TPS1H100-Q1は、1チャネルのハイサイド(高電圧側)スイッチ製品となる。電流センス精度は5mA時±5mA。この値は競合製品に比べ、20%高い電流センス精度になるという。駆動プロファイルの調整、システムの劣化検出、問題領域の同定、回路状態の判断などができる負荷チェック機能の他、業界で初となる可変の電流制限機能を備えた。
さらに、高電圧アバランシェ構造により、誘導性負荷のエネルギー開放による高電圧過渡波形に対応。AEC(車載電子部品評議会)の品質規格Q100-012 最上級グレードAに準拠し、車載用/産業用の使用環境において、動作寿命期間内で故障ゼロを保証するという。
入力電圧範囲は3.5〜40Vで、シャットダウン時の消費電流は0.5μA、電流制限精度は0.5A時±20%となる。5.0×6.4mmサイズの14ピンHTSSOPパッケージを採用し、参考価格は1000個受注時で単価0.80米ドル。
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