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最高レベルのノイズ性能を実現したオペアンプADI ADA4522-2

アナログ・デバイセズ(ADI)の「ADA4522-2」は、2チャネルのゼロドリフト高精度オペアンプである。競合の同等製品に比べてノイズ性能を最低35%も改善している。

» 2015年08月24日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 アナログ・デバイセズ(ADI)は2015年8月、2チャネルのゼロドリフト高精度オペアンプ「ADA4522-2」を発表した。電子機器の負荷や電源、モータ制御における電流センシング、計測機器などに用いられる複数アンプ群のオフセット補正といった用途に向ける。

 ADA4522-2は、高い電圧に対応した高精度のローノイズゼロドリフトオペアンプの新シリーズとして製品化したもので、その第1弾である。動作電源電圧範囲は4.5〜55Vと広く、同等性能の競合製品と比べて、ノイズ性能は最低35%も改善しているという。電圧ノイズは5.8nV/√Hz、オフセット電圧は最大5μV、オフセット電圧ドリフトは最大22nV/℃となっている。

ADA4522-2の外観

 また、電磁干渉(EMI)フィルタ機能を内蔵するとともに、外付けのキャリブレーション回路を削減できることなどから、システムのノイズやコスト、基板の実装面積などを削減することができる。パッケージはSOIC-8あるいはMSOP-8で供給する。すでに量産出荷を始めている。米国における価格は、1000個購入時で単価が1.46米ドルとなっている。

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