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A-D/D-Aコン、汎用I/Oを任意に組み合わせ可能、実装面積を最大85%節減ADI AD5592R

アナログ・デバイセズ(ADI)の「AD5592R」は、12ビット、8チャネルのデータコンバータ・コンビネーションチップである。高密度実装が要求される有線/無線通信機器やビル制御装置などの用途に向ける。

» 2015年02月26日 11時30分 公開
[EDN Japan]

 アナログ・デバイセズ(ADI)は2015年2月、12ビット、8チャネルのデータコンバータ・コンビネーションチップ「AD5592R」を発表した。高密度実装が要求される有線/無線通信機器やビル制御装置などの用途に向ける。

 AD5592Rは、サンプリングレートが400kサンプル/秒のA-Dコンバータやセトリングタイムが6μ秒のD-Aコンバータ、デジタル入出力、リファレンス回路などを1チップに集積したIC。システム設計者はこれらの機能を任意の組み合わせで、独自に構成して使用することができるという。

AD5592Rの外観

 パッケージは外形寸法が2×2mmの16端子WLCSPの他、3×3mmで16端子のLFCSPあるいはTSSOPで供給する。WLCSP品を用いると、個別素子で同等の回路を構成した場合に比べて、実装面積を最大85%節減することが可能となる。

 万が一、セットアップが正しくない場合でも、外部回路との不整合による影響を防ぐ機能や、故障状態を表示しシステムをシャットダウンさせる機能なども備えている。動作温度範囲は−40〜105℃。米国における価格は、1000個購入時で単価が3.25米ドルとなっている。

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