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セキュアなクラウド接続に対応した開発キット日本TI TM4C Crypto Connected ローンチパッド

日本テキサス・インスツルメンツは、「TM4C Crypto Connected ローンチパッド」開発キットを発表した。「TM4C129ENCPDT」マイコン製品を搭載し、AES、DES、SHAやCRC用各種アクセラレータを内蔵。安全なクラウド接続を提供する。

» 2015年09月27日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 日本テキサス・インスツルメンツは2015年9月、「TM4C Crypto Connected ローンチパッド」開発キットを発表した。IoTゲートウェイやノード、工場制御やオートメーションシステム、グリッドインフラストラクチャなどの開発期間が短縮できるという。

WolfSSLライブラリを提供

 TM4C Crypto Connected ローンチパッドは、「TM4C129ENCPDT」マイコン製品を搭載し、AES、DES、SHAやCRC用各種アクセラレータを内蔵している。複数のハードウェアアクセラレータにより、セキュリティ向け機能の負荷を処理することで、120MHz ARM Cortex-M4Fコア性能をフル活用できるため、セキュアなクラウド接続が必要なアプリケーションで性能を発揮するという。さらに、クラウドサーバとの間で安全なSSL/TLS接続を可能にするWolfSSLライブラリを提供する。

「TM4C Crypto Connected ローンチパッド」開発キット

 Crypto Connectedローンチパッド(「EK-TM4C129EXL」)に付属するデモンストレーションには、セキュアなクラウド接続が必要な製品の開発に向けたマルチタスク・アプリケーション開発用のTI-RTOSが含まれる。

 TM4C Crypto ConnectedローンチパッドとWolfSSLソフトウェアを組み合わせると、オンボードイーサネット経由で暗号化データを簡単に送信でき、ブラウザ上で確認できるという。Code Composer Studio IDE(統合開発環境)もダウンロード可能だ。

 また、製品設計に必要なハードウェアやソフトウェア、コミュニティなどのリソースを提供。同社のブースタパックプラグイン・ボード製品を使用すれば、異なるアプリケーション用の機能を追加できる。

 単価は24.99米ドルで、通信オプションとして、センサー接続向けペリフェラル群、10/100 イーサネット MAC&PHY、インサーキットや外部用のデバッグ・コネクタ付きfull-speedとlow-speedのUSB2.0ポートを用意。他に、低消費電力の「SimpleLink Wi-Fi CC3100ブースタパック」を使ったWi-Fi機能も可能だとしている。

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