NXPセミコンダクターズは、ウェアラブル向けのBluetooth Low Energy SoC「QN 9080」を発表した。他の同等製品に比べて、電力効率が40%向上しているという。
NXPセミコンダクターズは2016年1月、ウェアラブル向けのBluetooth Low Energy(BLE) SoC「QN 9080」を発表した。他の製品に比べ電力効率が40%向上し、ウェアラブル/フィットネス機器のバッテリー寿命を約2倍に延長できるとしている。
QN 9080は、複数のアプリケーションを実行し、継続的なセンシングを可能とするフュージョンシグナルプロセッサを搭載。同プロセッサの消費電力は既存製品の約4分の1となるため、1カ月間充電せずに使用できるウェアラブル機器が可能になるという。また、ARM Cortexアーキテクチャと2.4GHz Bluetoothを採用し、現行よりも約半分の消費電力で、約2倍の性能を可能にした。堅牢性向上や複数センサーにも対応している。
QN 9080は現在、主要顧客に対してサンプルを提供している。
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