Threadネットワークにアタッチしたデバイスは、ネットワークへの参加を維持するためにさまざまな情報が必要になる。MLEでネットワーク全体にネットワークの情報が配布され、リンクコストや隣接とのセキュリティフレームカウンターの交換も行われる。
*)MLEメッセージは、参加デバイスが必要なセキュリティ情報を得る際を除いて暗号化される。
DHCPv6(RFC3315)は、UDBベースのクライアント‐サーバプロトコルでネットワーク内のデバイスの構成を管理する。DHCPv6はDHCPサーバの要求にUDPを使用する。
全てのデバイスは、ICMPv6エラーメッセージ、エコー要求とエコー応答メッセージをサポートする。
デバイスのアプリケーション層は、デバイス管理と診断を行う情報一式へのアクセスを持つ。これらはローカルで使用されたり、他の管理デバイスへ送られたりする。
実際にフィールドで運用されているデバイスは不慮、もしくはさまざまな目的においてリセットが掛かることがある。リセットされたデバイスは、ユーザーの操作なしにネットワーク機能の稼働を再開する必要がある。これを行うためにいくつかの情報は、不揮発性のストレージに収めておく必要があり、以下のものが含まれる。
ここまで、Threadのネットワークトポロジーと形成手順の基礎について紹介してきた。次回は、2つ目のホワイト―ペーパーから「6LoWPAN」について解説する。
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