村田製作所は2017年1月、厚さ0.4mmの電気二重層キャパシター「DMH」シリーズを発表した。1kH時のESR(等価直列抵抗)は300mΩで、公称容量は35mFとなる。
村田製作所は2017年1月、厚さ0.4mmの電気二重層キャパシター「DMH」シリーズを発表した。薄型のため、スペースに制限のあるモバイル機器やウェアラブル端末、スマートカードなどでの利用を見込む。同年2月からサンプル提供と量産を開始している。
電気二重層キャパシターは、セラミックコンデンサーや電解コンデンサーなどに比べて100倍以上の容量を備え、一般的な2次電池よりも寿命が長い。同社のDMHシリーズはこれらの特長に加え、20×24×0.40mmの小型サイズながら、1kH時のESR(等価直列抵抗)を300mΩに抑えている。
使用温度範囲は−40〜85℃で、公称容量は35mF、定格電圧は4.5V。例えば1Aで数十ミリ秒のピークパワーアシストが可能で、同製品を使用することで小型機器の高出力化および電源の安定化ができるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.