EV急速充電規格に準拠したV2H機器用コネクター:日本航空電子工業 KW02シリーズ
日本航空電子工業は、電気自動車(EV)用急速充電規格「CHAdeMO」に対応したV2Hシステム用コネクター「KW02」シリーズを発表した。電動自動車用充放電システムガイドライン(EVPS-002)Ver.2.1に準拠している。
日本航空電子工業は2017年6月、電気自動車(EV)用急速充電規格「CHAdeMO」に準拠したV2H(Vehicle to Home)システム用コネクター「KW02」シリーズを発表した。一般販売の開始は2017年10月を予定している。
V2Hシステム用コネクター「KW02」シリーズ
KW02シリーズは、電動自動車用充放電システムガイドライン(EVPS-002)Ver.2.1に準拠し、CHAdeMO仕様の電気自動車用充放電システムに対応する。極数は、給電用電源が2極、12V電源が2極、信号が6極。定格電圧はDC450Vで、定格電流は給電用電源が25A、12V電源が6.4A、信号が2Aとなる。
外殻に樹脂を使用し、作業性に優れたグリップ形状を採用した。ワンアクションでの挿抜操作が可能で、一般ユーザーでも大電力を容易かつ安全に扱える。
絶縁抵抗は100MΩ以上で、耐電圧はAC 3000V/1分間。耐久回数は1万回以上、挿入力は100N以下、使用温度範囲は−30〜50℃となっている。
- 平行基板間高さ4〜12mmまで対応したコネクター
日本航空電子工業は2016年7月、機器内装用の0.8mmピッチ基板接続用コネクター「KX14/15」シリーズのラインアップを拡充したと発表した。平行基板間高さを4〜9mmの範囲から4〜12mm(1mm間隔)まで拡大し、20〜80芯まで10芯刻みで対応できるという。
- SFPモジュール対応の光インタフェースコネクター
日本航空電子工業は、屋外向けの光インタフェースコネクター「FO-BD6」シリーズを発売した。3軸フローティング機構を採用し、SFP対応モジュールを1つの動作で光ネットワークに接続できる。
- 最大15Wの送電が可能なワイヤレス給電送電用IC
東芝 セミコンダクター&ストレージ社は、最大15Wの送電が可能なワイヤレス給電送電用IC「TC7718FTG」を発表した。マイコンと接続して使用することで、Qi規格に準拠したワイヤレス給電送電システムを構築できる。モバイル端末や産業機器などに適しているという。
- Wi-Fi機能を付けたEV向け充電器のレファレンス
日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は2016年8月、Wi-Fi機能を付けたEV向け充電ステーションのレファレンスデザインを発表した。SimpleLink Wi-Fiワイヤレスマイコンテクノロジーを搭載しており、より高速でスマートな充電機能を提供するという。
- HVやEVのバッテリーシステムを保護するモニター
インターシルは2016年6月、ハイブリッド車と電気自動車のバッテリーシステムを保護する、12セル・リチウムイオンバッテリーパックモニター「ISL78610」を発表した。
- “どこでも充電”を実現するワイヤレス充電技術とは?
モバイル機器を通勤中に充電、カフェで充電――。“すき間時間”を利用して携帯電話機などを充電できる、便利な技術がワイヤレス充電です。今回は、電磁誘導方式のワイヤレス充電の仕組みを解説します。
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