15Aに対応、バッテリー接続用FPC対基板コネクター:SMK FB-9シリーズ
SMKは、小型モバイル機器のバッテリー接続用にFPC対基板コネクター「FB-9」シリーズを開発した。電源端子部の定格電流は15Aで、同社従来製品の約2倍となる大電流に対応した。
SMKは2017年9月、スマートフォンやタブレットPCなど、小型モバイル機器のバッテリー接続用にFPC対基板コネクター「FB-9」シリーズを開発したと発表した。電源端子部の定格電流は15Aで、同社従来製品の約2倍となる大電流に対応した。サンプル価格は1個当たり100円。同年10月より販売を開始する。
FPC対基板コネクター「FB‐9」シリーズ
信号極は電源4ピン、信号4ピンの計8ピンで、バッテリーの多機能化に伴う信号極数増加のニーズに対応する。接触抵抗は電源ピンが5mΩ以下、信号ピンが30mΩ以下、絶縁抵抗はDC100V(1分間)/100MΩ、耐電圧はAC100V(1分間)。使用温度範囲は−40〜85℃となる。
接点端子部とホールドダウンに独自のロック構造を採用し、優れた抜去力を備えた。外形サイズは2.2×4.95mm、嵌合高さは0.7mmと小型のため、省スペースだとしている。
- 最大10Aまで通電可能な基板対基板コネクター
京セラコネクタプロダクツは2017年1月、最大10Aまでの通電を可能にした、バッテリー接続向け基板対基板コネクター「7129」シリーズを発表した。スマートフォン向けのバッテリー接続用としては、業界最高クラスの高電流通電という。
- 5A対応0.4mmピッチ基板対基板/対FPCコネクター
パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズは、最大5Aの通電を可能にした、0.4mmピッチ基板対基板/基板対FPCコネクター「P4SP」シリーズを発表した。電源用の端子数を削減し、産業機器や民生機器の小型化に対応する。
- 最大10Aの電源供給対応した基板対基板用コネクター
日本モレックスは、モバイル機器のバッテリーや電源用途向け基板対基板コネクター「SlimStack Hybrid Power SMT」に、最大10Aの電源供給に対応するリセプタクルとプラグを追加した。
- 非防水型の電線対基板コネクターの製品を拡充
日本モレックスは、小型電線対基板コネクターの製品ラインアップを拡充し、極数の異なる5製品を追加した。より小型のピンおよび端子を利用し、狭いスペースへの実装を可能にするという。
- 薄型のIoT機器やモバイル機器に対応、ファインピッチの低背コネクタ
タイコ エレクトロニクス ジャパンは、ファインピッチに対応した基板対基板コネクタシリーズとして3製品を発表した。IoT機器やスマートフォン、ウェアラブル機器などの用途に向ける。
- 過酷用途対応の2mmピッチFPC対基板コネクター
日本モレックスは、自動車照明や家電、各種産業分野での過酷用途において、確実な嵌合(かんごう)と優れた省スペース性およびコスト効率性を発揮する、2.00mmピッチFPC対基板コネクターシステム「Flexi-Latch」を発表した。
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