最大500MHzを収録、GNSSアプリ向けRF信号の収録再生機:Averna RP-6500
Avernaは、広帯域RF信号の収録再生機「RP-6500」を発売した。9k〜6GHzの周波数範囲をカバーし、最大500MHzの帯域幅を一括で収録できる。
Avernaは2018年2月15日、広帯域RF信号の収録再生機「RP-6500」を発売した。9k〜6GHzの周波数範囲をカバーし、最大500MHzの帯域幅を一括で収録できる。Wi-Fi、GNSS(全球測位衛星システム)、V2X(車車間、路車間通信)、スペクトル共有、携帯電話アプリケーションなどの信号も収録可能だ。
広帯域RF信号の収録再生機「RP-6500」
ラックマウントに搭載できるサイズで、車のトランクにも収まる。同社が提供するDriveViewソフトウェアを組み合わせることで、映像とGPSの位置情報、RF信号を同期して収録できる。
また、GNSS、ラジオ、映像と位置情報データを収録できるRF収録再生ソフトウェアのRF Studioがインストールされている。同ツールを用いることで、コンテキストデータの追加、微弱信号の可視化や、収録したRF環境の解析も可能だ。
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- 約2倍の通信距離に対応したRFIDアンテナ内蔵PKG
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- 帯域幅2.5GHzの16ビット RF D-Aコンバーター
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- 基礎から学ぶRFスイッチ
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