TDKは、定電圧、定電流、定電力制御を可能にした、1Uサイズ5kWの直流安定化電源「GENESYS+」を発表した。入力電圧は3相200V、400V、480Vの3種類に対応し、定格出力電圧は10〜600Vまでの10機種をそろえる予定だ。
TDKは2018年5月、定電圧、定電流、定電力制御を可能にした、1Uサイズ5kWの直流安定化電源「GENESYS+」を発表した。定格出力電圧10〜600Vまで10機種をそろえる予定で、第1弾として10V、20V、30V、300V、600Vの5機種の受注を開始した。
入力電圧は3相200V、400V、480Vの3種類に対応し、定格出力電流は8.5〜500Aとなる。ノイズによる誤動作を防止するため、絶縁型アナログコントロールを搭載。また、LAN、USB、RS232C、RS485などの通信インタフェースを標準で装備する。オプションで、GPIBやEtherCAT、Modbusなどへの対応も予定する。
直列接続は2台、並列接続は4台まで可能で、専用のケーブルを接続することで、自動的にマスター、スレーブ電源に設定できる。5kWを並列接続した10kW、15kWを1ユニットとした電力拡張モデルも販売する予定だという。
サイズは423×43.6×441.5mmで、重量は7.5kg以下となる。UL60950-1、CSA22.2No.60950-1、IEC60950-1、EN60950-1などの各種安全規格にも対応。自動車関連設備の検査やバッテリーの充電検査をはじめ、半導体や液晶関連設備での抵抗加熱コントロールと磁場発生、各種電着、電解剥離などで利用できる。
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