エイブリックは、高効率な降圧型スイッチングレギュレーター「S-85M0A」シリーズを発売した。ウェアラブルやIoT機器の小型、薄型化に貢献し、スタンバイ時の電池の消費を低減できる。
エイブリックは2018年8月、高効率な降圧型スイッチングレギュレーター「S-85M0A」シリーズを発売した。ウェアラブルやIoT(モノのインターネット)機器、Bluetooth機器、ヘルスケア機器、スマートメーターなどでの活用を見込む。出力電流が200mAの「S-85M1A」シリーズも同日に発売した。
S-85M0Aシリーズは、1.25×0.79×0.55mmの小型WLP-6Lパッケージを採用。従来品に比べて実装面積が52%削減でき、周辺部品一体型のスイッチングレギュレーターよりも省面積だ。
静止時電流は260nAと低く、100μA以下の軽負荷時でも90.5%の高効率で、ウェアラブルやIoT機器のスタンバイ時の電池消費を低減する。入力電圧は2.2〜5.6V、出力電圧は0.7〜3.9V、出力電流は50mAだ。
また、LPWAN(Low Power Wide Area Network)のサブギガヘルツ帯やGPSなどの1GHz以上の周波数帯において低EMIを可能にし、ノイズの影響を受けやすいアプリケーションに適している。また、低電圧誤動作防止機能やサーマルシャットダウン機能、過電流制限機能、自動復帰型短絡保護機能、ソフトスタート機能などの保護機能を備えた。
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