リコー電子デバイスは、超低出力電圧、超低消費電流の降圧DC-DCコンバーター「RP516」「RP517」を発表した。IoT(モノのインターネット)機器向け電源ICとして、バッテリー長時間駆動および電池長寿命化を可能にする。
リコー電子デバイスは2019年4月、超低出力電圧、超低消費電流の降圧DC-DCコンバーター「RP516」「RP517」を発表した。センサー、マイコン、通信用ICなどを搭載したIoT(モノのインターネット)機器向け電源ICとして、バッテリー長時間駆動および電池長寿命化を可能にする。
出力電圧は0.3〜1.2Vで、0.1V刻みで設定できる。無負荷時の消費電流は、通常0.3μAで、IoT機器の長時間駆動を可能にする。出力電流は、RP516が100mA、RP517が300mAだ。
入力電圧範囲は1.8〜5.5Vと広く、コイン電池から次世代蓄電池、キャパシターなどの多様な電池に対応する。
パッケージは、小型のWLCSP-8-P1(1.45×1.48×0.4mm)で、高密度実装を可能にする。現在、サンプル受注中で、1000個購入時の価格は、RP516が250円、RP517が300円。DFN(PLP)2527-10パッケージ(2.50×2.70×0.6mm)とSOT-89-5パッケージ(4.50×4.35×1.5mm)も開発しており、それぞれ同年7月、同年9月にサンプル出荷を予定している。
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