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光トランシーバー向けミラー付レンズアレイアルプスアルパイン FLHL2シリーズ

アルプスアルパインは、データセンターなどの光ネットワークに使用される光トランシーバーの受信機用に、集光レンズとミラーを一体化したミラー付レンズアレイ「FLHL2」シリーズを開発した。

» 2019年05月20日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 アルプスアルパインは2019年4月、光トランシーバーの受信機用に、集光レンズとミラーを一体化したミラー付レンズアレイ「FLHL2」シリーズを発表した。サンプル価格は3000円で、同年8月より量産を開始する。

ミラー付レンズアレイ「FLHL2」シリーズ

集光レンズとミラーの一体化で光学的距離を短縮

 受光素子に光を伝搬する際、従来はレンズとミラーをそれぞれ配置する必要があった。FLHL2シリーズでは、これらを一体化し、部品点数の削減や光学的距離の短縮を可能にした。外形サイズは1.3×1.3×3.5mmで、データセンターなどの光ネットワークに使用される、光トランシーバー全体の小型化につながる。

従来設計との比較(クリックで拡大)

 Photo D結合用タイプで、対応素子はChip Type PD。光損失が少ないRoHS対応の鉛フリーガラスを採用し、適合波長例(λ)は1310/1550nm、焦点距離(f)は1.51mm、開口数(NA)は0.2、ビーム径目安はφ0.6mmとなる。

 既存の光トランシーバーに合わせ、レンズ間ピッチは0.75mmとする。今後、IoT(モノのインターネット)の普及や5Gサービスの導入による小型化、マルチチャンネル化に対応するため、0.5mm、0.25mmの開発も検討している。

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