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低遅延の工業用イーサネットトランシーバーアナログ・デバイセズ ADIN1300

アナログ・デバイセズは、工業用イーサネットトランシーバーの新製品「ADIN1300」を発表した。産業用オートメーションやFA、産業用IoTなどギガビットの通信速度が求められる産業用通信での需要を見込む。

» 2019年11月26日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 アナログ・デバイセズは2019年11月、工業用イーサネットトランシーバーの新製品「ADIN1300」を発表した。産業用オートメーションやFA、産業用IoT(IIoT)など、ギガビットの通信速度が求められる産業用通信での需要を見込む。

「ADIN1300」の使用イメージ

低遅延、低消費電力

 ADIN1300はシングルポートで、アナログ回路、入出力クロックバッファリング、マネジメントインタフェース、サブシステムレジスタに加えて、MACインタフェース、リセット/クロック制御および、ピン配置管理用のコントロールロジックを内蔵している。

 低遅延を特徴としており、1000BASE-T RGMIIの場合、遅延は送信が68ナノ秒以下、受信が226ナノ秒、100BASE-TX MIIでは送信が52ナノ秒以下、受信が248ナノ秒となっている。消費電力は、1000BASE-Tで332mW、100BASE-TXで140mWだ。

 シビアな産業環境での利用を想定しており、−40〜+105℃の周辺温度で動作する。パッケージは6×6mmの40ピンパッケージを採用。最小限0.9Vと3.3Vの2つの電源で動作できる。

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