高電圧プローブは、1000V以上の高電圧波形を観測するためにある。テクトロニクスの高電圧プローブは下表の製品がある。
型名 | 周波数 帯域 |
減衰比 | 入力 インピーダンス |
最大電圧 | ディレーティング 電圧 |
ケーブル長 (遅延時間) |
コネクター |
---|---|---|---|---|---|---|---|
P5122 | 200MHz | 100:1 | 100M || 4pF | RMS: 1000V CAT II | 10Vrms (200MHz) |
1.2m | BNC |
P5100A | 500MHz | 100:1 | 40M || 2.5pF | RMS:1000V CAT II 2.5kV DC+ピークAC |
20Vrms (500MHz) |
2m (8.7ns) |
TekProbe LEVEL1 |
P5150 | 500MHz | 50:1 | 40M || 3.8pF | RMS:1000V CAT II 2.5kV DC+ピークAC |
20Vrms (500MHz) |
2m (8.7ns) |
BNC |
TPP0850 | 800MHz | 50:1 | 40M || 1.8 pF | RMS:1000V CAT II 2.5kV DC+ピークAC |
25Vrms (800MHz) |
1.3m (6.1ns) |
Tek VPI |
P6015A | 75MHz | 1000:1 | 100M || 3pF | 20kV DC+ピークAC | 2kV (50MHz) |
3m (14.7ns) |
TekProbe LEVEL1 もしくはBNC |
表2:テクトロニクスの高電圧プローブ一覧 注)TPP0850のTekVPIコネクターはキー付きとなっている |
高電圧プローブを選ぶ際には、周波数によるディレーティング電圧を確認する必要がある。例えば、低い周波数で20kVまで使える高電圧プローブP6015Aは50MHzでは2kVまでしか使えない。詳細は仕様書に下図のような図が載っているので、観測する周波数から上限電圧を事前に確認する必要がある。
また、高圧プローブを使って波形観測を行う際には、安全を確保するためにオシロスコープ本体は必ず接地して利用する。
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