ヘッドアップディスプレイ専用コントローラーIC:エプソン S2D13V40
セイコーエプソンは、車載向けヘッドアップディスプレイ専用コントローラーIC「S2D13V40」の量産を開始した。フロントガラス曲面に合わせてひずみ補正した画像を投影できるため、信頼性の高いディスプレイシステム開発を支援する。
セイコーエプソンは2020年6月、車載向けヘッドアップディスプレイ専用コントローラーIC「S2D13V40」の量産を開始した。フロントガラス曲面による画像のひずみを補正し、信頼性の高いディスプレイシステム開発を支援する。月産10万個の予定で、サンプル価格は1000円(税別)となる。
ヘッドアップディスプレイ専用コントローラーIC「S2D13V40」
S2D13V40は、SoC(System on Chip)からストリーミングされる画像データを、自動車のフロントガラス曲面に合わせてひずみ補正し、投映するための専用IC。ひずみ補正に加えて、回転、拡大、縮小など柔軟に画像を補正できる。対応解像度は24ビット800×600ピクセルまでとなっている。
外付けメモリが不要なため、実績のあるSoCが流用できる。表示安全機能も備え、信頼性の高いヘッドアップディスプレイシステムの迅速な開発をサポートする。
動作温度範囲は−40〜+105℃で、AEC-Q100規格にも準拠し、車載向けの要件を満たす。14×14×1.7mmのP-LQFP100-1414-0.50パッケージで提供される。
- HUD/ピコプロジェクター向けLDドライバー
リコー電子デバイスは、車載用のレーザースキャン方式ヘッドアップディスプレイ向け「RN5C750」と、レーザースキャン方式ピコプロジェクター向け「RN5C752」のレーザーダイオードドライバーを発売する。
- MIPI-CSI2出力搭載ビデオコントローラー
ルネサス エレクトロニクスは、MIPI-CSI2インタフェースを搭載した、車載用フルHD対応LCDビデオコントローラー「RAA278842」を発表した。リアビューカメラの映像を即座に表示するなど、車載ディスプレイ用途に適している。
- 車載映像機器向けインタフェース変換IC
セイコーエプソンは、車載映像機器向けインタフェース変換IC「S2D13V70」を発表した。eDPの映像信号をOpenLDIに変換し、現行の車載ディスプレイに対して高速で高解像度の映像を入力可能にすることから、車載ディスプレイ開発の効率化に貢献する。
- TSN規格対応の車載情報通信向けEthernetブリッジIC
東芝デバイス&ストレージは、車載情報通信システムや産業機器向けに、Ethernet AVB規格対応のブリッジIC「TC9562」シリーズを発表した。システムの簡素化や複数インタフェースへの対応、低遅延データ転送を可能にしている。
- 車載IVI向けのインタフェースブリッジIC
東芝デバイス&ストレージは、車載インフォテインメント(IVI)システム向けのインタフェースブリッジICとして、ディスプレイシステム用、カメラシステム用、HDMI搭載システム用の4種類を開発、サンプル出荷を開始する。
- 車載HUDで拡張現実投影を実現するレーザーダイオードドライバー
次世代の車載ヘッドアップ・ディスプレイ(HUD)として注目されるレーザー走査型HUD技術を、現行の液晶ディスプレイ方式やDLP方式のHDUと比較を交えながら紹介する。昨今登場してきているレーザーによるHUDを実現するレーザーダイオードドライバーICにも触れたい。
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