Moxaは、AIやIoTコンピューティング用途に向けたエッジコンピュータ「MC-1220」シリーズを発表した。小型ながらも高性能で、多数の拡張スロットを備える。また、C1D2やATEXなどの認証を取得しており、屋外や危険な環境にも設置できる。
Moxaは2020年8月、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)コンピューティング用途に向けた、小型エッジコンピュータ「MC-1220」シリーズを発表した。主に、製造業、スマートシティー、ガスや水道など公共事業での利用を想定している。
MC-1220シリーズはIntel Core i7、i5、i3またはIntel Celeronの高性能プロセッサを搭載。RAMは最大32Gバイトとなる。AIやIoTアプリケーション開発に対応するため、VPUアクセラレーターなどを組み込めるように拡張インタフェースを複数内蔵し、Intel OpenVINOツールキットをサポートする。
OSは、Windows 10 IoT 2019、Linux Debian 9に対応。インタフェースはギガビットイーサネットポートを2つ、シリアルポートを2つ、USB 3.0ポートを3つ、4K解像度のHDMI出力端子を1つ備える。また、Wi-FiやLTE接続用のmPCIe無線拡張スロットを搭載し、ワイヤレスゲートウェイを追加する必要がなく、コストとスペースを削減できる。さらにセキュリティ対策として、TPM 2.0モジュールが組み込まれている。
動作温度範囲は−40〜+70℃。メタルハウジングを採用し、C1D2、ATEX、IECEx Zone 2の認証を取得しており、屋外や危険な環境への設置にも適している。ファンレス設計により、134×60.4×120mmと小型で、DINレールにも取り付けられる。
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