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入門者向けデジタルオシロスコープテクトロニクス TBS1000Cシリーズ

テクトロニクスは、デジタルオシロスコープの新製品「TBS1000C」シリーズを発表した。操作性に配慮し、教育支援ツールを多数搭載する同製品は、入門機としてベンチ作業から教育現場まで利用できる。

» 2020年08月24日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 テクトロニクスは2020年8月、デジタルオシロスコープの新製品「TBS1000C」シリーズを発表した。操作性に配慮し、教育支援ツールを搭載することで、ベンチ作業から教育現場まで利用できる。価格は5万2700円(税別)からとなる。

デジタルオシロスコープ「TBS1000C」シリーズ

 TBS1000Cシリーズは、7型WVGAカラーディスプレイを備えており、垂直方向に10div、水平方向に15divある波形目盛は、より多くの信号を表示できる。また、専用のフロントパネル操作部が設けられ、ラベル表示で情報を見つけやすくするなど、使いやすさと分かりやすさに配慮した、最も入門者向けの製品となる。

 新たに設計した低ノイズのフロントエンドアンプにより、入門機ながら従来機種に比べて信号観測性能が向上した。周波数帯域は50〜200MHz、サンプルレートは最高1Gサンプル/秒で、外形寸法は325.12×106.68×154.95mmとなっている。

教育支援ツールを多数搭載

 TBS1000Cシリーズは、教育支援ツールとして「Scope Introハンドブック」をヘルプシステムに内蔵。自動計測を無効にすることで、波形の取り込み、波形目盛を用いた時間や電圧の測定、信号特性の計算など、学生は作業を通じて基礎概念を学ぶことができる。また、コースウェア機能を使うと、ガイダンスをディスプレイに表示しながらの実習も可能だ。

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