キオクシアは、PCIe 4.0対応でOCPのNVMeクラウドSSD仕様に準拠したSSD「キオクシアXD6」シリーズの評価用サンプルの出荷を開始した。フォームファクター「E1.S」を採用し、PCIe 4.0およびNVMe 1.3cに対応している。
キオクシアは2020年11月、PCIe 4.0対応でOCP(Open Compute Project)のNVMeクラウドSSD仕様に準拠したSSD「キオクシアXD6」シリーズの評価用サンプルの出荷を開始した。ハイパースケールデータセンター用途に適した性能、消費電力、放熱性を有している。
同シリーズは、エンタープライズ、データセンター向けSSDのフォームファクター「E1.S」を採用しており、PCIe 4.0およびNVMe 1.3cに対応。9.5、15、25mmと3種類の高さのE1.Sを展開する予定だ。
シーケンシャルリード性能は最大6500Mバイト/秒、シーケンシャルライト性能は最大2400Mバイト/秒、消費電力は15W。従来モデル「キオクシアXD5」シリーズと比較して、シーケンシャルリードで約2倍、ランダムライトで約4倍性能が向上し、放熱性も向上した。
また、エンドツーエンドのデータパス保護が可能になったほか、新たに開発したコントローラーを採用。オプションとして、「TCG Opal SSC」をサポートしたセキュリティ対応モデルも提供する。
エンタープライズ向けNVMe SSDコントローラー
性能と低価格を両立したNVMe準拠のSSD
96層の3D NANDフラッシュを採用した産業用SSD
NVMe規格に対応するPCIe接続SSD
125℃で動作する車載、産機向け4MビットFRAM
容量4MビットのシリアルEEPROMCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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