SMKは、エナジーハーベスティングとワイヤレス給電の2系統電力を独自方式で組み合わせたハイブリッド技術を開発した。センサーやリモコンなどの電池レス化が可能となり、製品の薄型軽量化、メンテナンスフリー化に寄与する。
SMKは2021年3月、エナジーハーベスティングとワイヤレス給電の2系統電力を独自方式で組み合わせたハイブリッド技術を発表した。リモコンや各種コントローラー、センサーデバイスでの利用を見込む。
エナジーハーベスティングは、室内光や温度、振動などの再生可能エネルギーを電力変換する技術だ。同社は、この技術をSub-GHz帯のマイクロ波を用いた空間伝送型ワイヤレス給電技術と組み合わせた。両技術は、それぞれ単独で利用することもできる。
今回開発したハイブリッド技術により、センサーなどのIoT(モノのインターネット)機器やリモコンの電池レス化が可能となる。その結果、機器のランニングコストを削減し、メンテナンスフリー化に寄与するほか、廃棄電池もなくせる。
電池を搭載しないことで、製品を薄型化、軽量化でき、耐落下衝撃性が高まる。さらには、電池カバーが不要になるため、防水性や堅牢性も向上する。
また、同ハイブリッド技術は、アトモシックテクノロジーズが開発した超低消費電力SoC技術を採用しており、通信時の消費電力を約3分の1に抑える。
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