テレダイン・ジャパンは、M-PHY Gear 5およびUFS 4.0などに対応可能なプロトコルアナライザー/エクササイザー「Eclipse M52」を発表した。各種検証や規格適合試験、規格批准試験などが可能となっている。
テレダイン・ジャパンは2021年3月、M-PHY Gear 5およびUFS 4.0などに対応可能なプロトコルアナライザー/エクササイザー「Eclipse M52」を発表した。
Eclipse M52は、ステートマシンロジックやトレースアルゴリズムを用いたAI(人工知能)機能「Trace Validation」を搭載しており、UFSパケットレテンシーやUniProリンクスタートアップシーケンスといったリンク解析を実行できる。
また、採取信号を最適化する「SmartTune」を搭載しており、イコライゼーション機能やEyeモニターが、検証時のシンボルエラーを防止する。
規格適合や規格批准を検証するためのテストスイートを用意しており、ホストエミュレーションに向けたトラフィックジェネレーションでは、エラー印加が可能になっている。
ストレステストでは、ランコントロールやAPIを用いて、速度やリンク幅、LUN、テスト項目ごとに繰り返し検証できる。
また、UniProおよびUFSのイベントビューでは、パケットリストウィンドウにより双方向トラフィックに生じるイベントを観察できる。
なお同製品は、発表時点ではUFS 3.1やUniPro v1.8、M-PHY v4.1に対応した仕様となっており、UFS 4.0やUniPro v2.0、M-PHY v5.0 HS-G5への対応開始は2021年末を予定している。
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