既存のボタンをタッチレス化する反射型センサー:新日本無線 NJL5830R
新日本無線は、高出力の赤外LEDと受光ICを搭載した反射型センサー「NJL5830R」のサンプル配布を開始した。既存のボタンに組み込んで、自動販売機や券売機などの押しボタンをタッチレス化し、細菌感染対策や衛生面の向上に貢献する。
新日本無線は2021年3月、高出力の赤外LEDと受光ICを搭載した反射型センサー「NJL5830R」のサンプル配布を開始すると発表した。自動販売機や券売機などの押しボタンをタッチレス化し、細菌感染対策や衛生面の向上に寄与する。サンプルの参考単価は600円で、同年4月の量産開始を予定している。同社では今後、光学式タッチレスセンサーをシリーズ化していく。
NJL5830Rは、面実装の小型薄型パッケージを採用した光学式タッチレスセンサーで、既存ボタンに組み込むことができる。既存ボタンの配線と同様に利用できるため、特別な処理も必要ない。
光学式タッチレスセンサー製品シリーズのロゴ
検知距離を最適化し、隣接するボタン同士の干渉と誤動作を防いでいるため、自動販売機のようにボタンが複数並ぶ装置もタッチレス化できる。外乱光にも強く、屋外の装置でも利用可能だ。また、手袋を着用した状態でも指を検出できる。
パッケージサイズは3.6×5.8×1.2mm、電源電圧は5.0V、動作温度範囲は−30〜+70℃。出力はノーマリーオフタイプを採用した。
自動販売機のほか、エレベーターやトイレ、券売機など、公共設備の操作スイッチや操作パネルでの利用に適している。
- 平均消費電流5.0μAを実現、ガスセンサー向けAFE
新日本無線は2016年6月15日、電気化学式ガスセンサー向けのアナログフロントエンド(AFE)「NJU9101」の量産出荷を開始したと発表した。今回、低消費電力のオペアンプとA-Dコンバーターを新たに開発。これにより、平均消費電流約5.0μA、高RFノイズ耐性を実現したという。
- ECU開発期間を短縮する自動運転プラットフォーム
ルネサス エレクトロニクスとTTTech Computertechnikは共同で、車載制御ユニット(ECU)のプロトタイプ開発期間を短縮する「HADプラットフォーム」を開発した。
- オシロスコープに1.5GHz/2GHzモデルを追加、ハードウェアで500μV/divを実現
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、オシロスコープ「R&S RTEシリーズ」に1.5GHz/2GHzモデルを追加した。入力感度は、50Ωカップリング時に、ハードウェアで500μV/divを帯域制限なしで可能にしている。
- マルチバンドの通信を同時に提供するマイコン
日本テキサス・インスツルメンツ(TI)は、ビルや工場、グリッドでThread、ZigBee、Bluetooth 5、サブギガヘルツ帯の通信を可能にする「SimpleLink」マイコンを発表した。消費電力を抑え、1個のコインセル電池で10年以上動作する。
- マイコン搭載、NFCリーダーライターIC用開発ボード
STマイクロエレクトロニクスは、電力効率、通信範囲、速度に優れた非接触通信機器の開発期間を短縮するNFCリーダーライターIC用開発ボード「ST25R3911B-DISCO」を発表した。NFCリーダーライターIC「ST25R3911B」と低消費電力32ビットマイコン「STM32L476RE」を統合。販売価格は49米ドルだ。
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