スマートホーム接続規格「Matter」対応のSoC:インフィニオン AIROC CYW30739
インフィニオン テクノロジーズは、スマートホーム接続規格「Matter」対応のSoC「AIROC CYW30739」を発表した。Bluetooth LEとIEEE 802.15.4プロトコルを組み合わせ、製品間のシームレスで安全な通信を可能にする。
インフィニオン テクノロジーズは2021年12月、スマートホーム接続規格「Matter」に対応するSoC「AIROC CYW30739」を発表した。Bluetooth LEとIEEE 802.15.4プロトコルを組み合わせ、スマートホーム製品間のシームレスで安全な通信を可能にする。
スマートホーム接続規格「Matter」対応のSoC「AIROC CYW30739」
AIROC CYW30739は、低電力の無線RFを搭載し、堅牢で切断しにくいRF性能を提供する。長距離Bluetoothおよびマルチプロトコル接続に対応し、受信感度は、Bluetooth LEで−95.5dBm、IEEE 802.15.4で−103.5dBmだ。動作周波数96MHzの「Arm Cortex-M4」マイコンと浮動小数点演算ユニットを搭載し、フラッシュ、RAM、ROMと多彩なメモリシステムを提供する。
Matterネットワークにおいてデバイス間のエンドツーエンドの暗号化通信を可能にし、スマートホームのほか、スマートビルディング、スマート照明など、低電力を求められるアプリケーションにも適する。
- Zigbee Green Powerに最適化した新SoCファミリー
シリコン・ラボラトリーズは、近距離無線通信規格Zigbee向けの新たなSoCファミリー「EFR32MG22」を発表した。コイン電池や照明制御、環境発電によるスマートホームセンサーなどのZigbeeデバイスへの採用を想定している。
- BluetoothとWi-Fiを共存できるIoT機器向けSoC
Media Tekは、IoTデバイス向けSoC製品「Filogic 130」「Filogic 130A」を発表した。マイクロプロセッサやAIエンジン、Wi-Fi 6およびBluetooth 5.2サブシステム、PMUを1つのチップに集積している。BluetoothとWi-Fiの高度な共存が可能だ。
- 低消費電力のBluetooth5.2対応SoC
シリコン・ラボラトリーズは、Bluetooth 5.2に対応したSoCの新製品「EFR32BG22」を発表した。Bluetooth信号の方向を高精度に探知するほか、低消費電力のため、コイン電池のバッテリー寿命を最大10年まで延ばすことができる。
- NFCやRFIDに適したダイナミックタグIC
STマイクロエレクトロニクスは、柔軟性を備えて高速アクセスを可能にした、NFCダイナミックタグIC「ST25DV-I2C」を発表した。NFCおよびRFIDリーダーライターなどに適する。
- 小型IoTエンドポイント機器向けRAマイコン
ルネサス エレクトロニクスは、32ビットマイコン「RA」ファミリーとして、小型IoTエンドポイント機器向けの「RA2E2」グループを開発した。小型で低消費電力のため、ウェアラブル機器、医療機器、家電製品、産業オートメーションなどに適する。
- Bluetooth 5.0 LE対応マイコンとモジュール
ルネサス エレクトロニクスは、IoT機器向けに、Bluetooth 5.0 Low Energyに対応した32ビットマイクロコントローラー「RX23W」とアンテナや発振器、マッチング回路を集積した「RX23Wモジュール」を発売した。
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