ロジックやメモリを増大した制御用FPGA:ラティスセミコンダクター Lattice MachXO5-NX FPGA
ラティスセミコンダクターは、制御用FPGA「Lattice MachXO5-NX FPGA」を発表した。25kのロジックセル容量を有するFPGAファブリックおよび、1.9Mビットの組み込みメモリを備えている。
ラティスセミコンダクターは2022年5月、制御用FPGA「Lattice MachXO5-NX FPGA」を発表した。同社のFPGAプラットフォーム「Lattice Nexus」をベースとした第5弾製品で、既にサンプル出荷を開始。設計ソフトウェアのLattice Radiant 3.1.1に対応している。
制御用FPGA「Lattice MachXO5-NX FPGA」 出所:ラティスセミコンダクター
同製品は、25kのロジックセル容量を有するFPGAファブリックに加え、1.9Mビットの組み込みメモリを備えた。外部メモリの必要性を低減したことで、実装面積を削減できる。
最大9.2Mビットのユーザー専用フラッシュメモリを内蔵し、インスタントオン操作やインフィールドアップデートが可能となった。単一のチップで複数のコンフィギュレーションイメージに対応できる。
また、DSPブロックとADCブロックを追加したことで、計算能力や制御能力が向上した。セキュリティ面では、オンチップマルチブート機能やビットストリーム暗号化(AES256)、認証(ECC256)を備える。
さらに、アーリーIOコンフィギュレーション対応の汎用IOを最大で300備えており、そのうち8割が3.3Vシグナリングに対応している。1.25Gビット/秒のSGMII(シリアルギガビット媒体独立インタフェース)、ホットソケット、デフォルトプルダウン、プログラマブルスルーレートといった機能も備えており、シンプルな基板設計が可能となった。
サーバや通信、産業機器、車載機器などでのシステムモニタリングや制御といった用途に適する。
- IO密度2倍、消費電力4分の1を実現した車載向けFPGAファミリー
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- エッジ向けのコスト重視型FPGA
ザイリンクスは、エッジソリューション向けに「Artix UltraScale+ FPGA」「Zynq UltraScale+ MPSoC ZU1」を発表した。従来のCSPより70%小型化しており、エッジアプリケーションでの用途を見込む。
- 車載および軍用温度グレード準拠のFPGA
マイクロチップ・テクノロジーは、車載用電子部品の信頼性規格「AEC-Q100」および軍用温度グレードの認定を取得した「PolarFire FPGA」の出荷を開始した。ファンなしで動作するため、システムの熱設計が容易になる。
- 20nmプロセスの航空宇宙分野向けFPGA
ザイリンクスは、20nmプロセスを用いた航空宇宙分野向けのFPGA「Kintex UltraScale XQRKU060(以下、XQRKU060)」を発表した。衛星および宇宙アプリケーション向けに設計されており、放射能耐性に優れ、高スループットで広帯域幅の通信を可能とする。
- 車載制御およびセキュリティ向けFPGA
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- FPGAの性能を強化する設計ツールの最新版を発表
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