ADAS向け車載LDOレギュレーター:ローム BUxxJA3DG-C
ロームは、ADAS用のセンサーやレーダーなど向けに、車載LDOレギュレーター「BUxxJA3DG-C」シリーズを発表した。1.7〜6.0Vの幅広い入力電圧に対応し、1.8Vの電源系統にも使用できる。
ロームは2022年8月、ADAS(先進運転支援システム)用のセンサーやレーダーなど向けの車載LDOレギュレーター「BUxxJA3DG-C」シリーズを発表した。既に販売を開始しており、サンプル価格は1個当たり150円(税別)。
車載LDOレギュレーター「BUxxJA3DG-C」シリーズ 出所:ローム
6種をラインアップし、いずれも2.9×2.8×1.25mmのSSOP5パッケージを採用する。出力電流は最大300mA。入力電圧は製品によって異なり、「BU12JA3DG-C」が1.7〜6.0Vと同シリーズで最も広い入力電圧に対応した。1.8Vの電源系統にも使用できる。
出力ノイズは55μVrmsで、同等製品に比べ40%低減した。微小な電気信号を出力するセンサーなどへの影響を抑えることができる。出力電圧は1.2〜3.3V。動作温度範囲は−40〜+150℃、出力電圧精度は±2%、出力コンデンサー容量は1〜47μF、静止電流は37μAとなる。
同月より量産を開始しており、当面は月産6万個体制で生産する。センサー、レーダー、カメラなどの車載ADAS系や車載インフォテインメント系、ノイズを気にする車載アプリケーションのセカンダリー電源用途などに適している。
- 安定制御技術搭載の車載LDOレギュレーター
ロームは、独自の超安定制御技術「Nano Cap」を搭載した車載LDOレギュレーター「BD9xxN1」シリーズを発表した。出力コンデンサー容量は100nFから対応し、パワートレインやボディー、インフォテインメントに適する。
- Qi規格準拠の50Wワイヤレス充電IC
STマイクロエレクトロニクスは、Qi規格準拠のワイヤレス充電IC「STWLC88」を発表した。50W出力で、スマートフォンやタブレット、ノートPCなどパーソナル電子機器を短時間で充電できる。
- リップル圧縮度100dBの小型LDOレギュレーター
東芝デバイス&ストレージは、小型かつ低背のWCSP4Fパッケージを採用したLDOレギュレーター「TCR5RG」シリーズ45品種を発売した。100dBの高リップル圧縮度と低出力電圧ノイズ、高出力電圧精度により、電源ラインの出力安定化に寄与する。
- 低電圧アプリケーション向けゲートドライバ
STマイクロエレクトロニクスは、3相ブラシレスDCモーターの駆動に適した低電圧ゲートドライバIC「STDRIVE101」を発表した。電動工具、ポンプ、ファン、軽機械、ゲーム機器など、75Vまでの低電圧機器に適する。
- 出力電流2000mAの車載用LDOレギュレーター
エイブリックは、出力電流2000mAの車載用LDOレギュレーター「S-19246」シリーズを発売した。DC-DCコンバーターを使用していた高出力電流にも対応でき、間欠駆動の通信モジュールの定電圧電源や車のボディー、カーナビなどに適している。
- 過酷な温度環境下で各電源系統を制御可能なPMIC
リコー電子デバイスは、産業機器向けシステム電源管理IC「RN5T5610」シリーズを発表した。主要なSoC、FPGAに広く対応し、105℃まで使用できるため、過酷な温度環境で動作するモーター制御機器や組み込み機器用途に適している。
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