ローデ・シュワルツ・ジャパンは、同社の車載レーダー用テストシステム「R&S ATS1500C」の拡張機能として、「R&S ARC-TEMP温度試験オプション」「R&S ARC-FX90汎用フィードアンテナ」を追加した。
ローデ・シュワルツ・ジャパンは2022年9月、同社の車載レーダー用テストシステム「R&S ATS1500C」の拡張機能として、「R&S ARC-TEMP温度試験オプション」「R&S ARC-FX90汎用フィードアンテナ」を追加したと発表した。汎用フィードアンテナは同年末、温度試験オプションは2023年1〜3月に発売予定だ。どちらも後付け可能で、テストの効率と柔軟性に貢献する。
R&S ATS1500Cは、双方向パラボラリフレクターと高精度ポジショナーを搭載した、コンパクトな移動式のアンテナテストチャンバーだ。車載用レーダーセンサーの開発、検証、校正に適する。
温度試験オプションは、被試験レーダーに対して−40〜+85℃までの温度管理が可能。チャンバーの測定性能に影響を与えず、外部空調システムから温風または冷風を供給できる。人工気候チャンバーがなくても、さまざまな温度で自動測定ができる。
汎用フィードアンテナは、60G〜90GHzに対応する。内蔵の直交モードトランスデューサにより、垂直偏波と水平偏波へ同時アクセスできる。
これら新製品をR&S ATS1500Cに組み込むことで、REトランスミッターの効率的な特性評価、アンテナマニホールドのキャリブレーション、アンテナの放射パターン測定、干渉テスト、ETSIやFCCの適合性確認をはじめ、量産を視野に入れた検証ができる。
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