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医療分野向け、波長514nmのレーザーダイオードams OSRAM PLT5 522FA_P-M12

ams OSRAMは、波長514nmの汎用緑色レーザーダイオード「PLT5 522FA_P-M12」を発表した。研究や診断など、ライフサイエンス分野に適する。小型、低コスト、長寿命で、アルゴンイオンレーザーからの置き換えが可能だ。

» 2022年11月04日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ams OSRAMは2022年10月、波長514nmの汎用緑色レーザーダイオード「PLT5 522FA_P-M12」を発表した。研究や診断など、ライフサイエンス分野に適する。販売を開始しており、正規販売店から入手可能だ。

アルゴンイオンレーザーからの置き換えが可能

 半導体レーザーのPLT5 522FA_P-M12は、一般的なアルゴンイオンレーザーよりも軽量小型で、低コストかつ長寿命を特長とする。複雑な水冷機構も不要で費用対効果が高いため、アルゴンイオンレーザーからの置き換えを促進する。

 発光波長は514nm±1nm、光出力は50mWで、TO56メタルCANパッケージで提供する。514nm領域の蛍光色素やサードパーティ製レンズとも互換性を有する。

 同製品を利用すると、VBG(体積型ブラッググレーティング)や外部共振器設計による狭帯域幅の生成が可能だ。帯域幅は0.1nm未満にすることもできるため、ラマン分光やホログラフィにも適する。なお、同社は、ドライバやレンズと組み合わせて、コリメート光を生成するデモモジュールも開発している。

 フローサイトメトリー、共焦点顕微鏡、分光法などの計測、材料の同定や分析、診断、DNAシークエンシング、法医学的分析などでの利用を見込む。

波長514nmのレーザーダイオード「PLT5 522FA_P-M12」 出所:ams OSRAM

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