日本テキサス・インスツルメンツは、Wi-Fi 6向けのコンパニオンIC「CC33xx」ファミリーを発表した。2.4GHz帯のみに対応していて、マイコンやプロセッサと組み合わせることで、セキュアなIoT接続を実現できる。
日本テキサス・インスツルメンツは2023年4月、Wi-Fi 6向けのコンパニオンIC「CC33xx」ファミリーを発表した。−40〜+105℃の温度範囲で動作し、高温環境で動作するアプリケーションに対し、安全で効率的なWi-Fi接続を提供する。
2.4GHzに対応していて、230種以上のアクセスポイントとの組み合わせが可能だ。マイクロコントローラーやプロセッサと併せて用いることで、セキュアなIoT(モノのインターネット)の接続環境を構築できる。
直交周波数分割多重アクセス技術に加え、基本サービスセットカラーリング機能を採用し、密集による干渉を起こさず、多数のデバイスを同時接続できる。また、WPA3暗号化技術や、セキュアブート機能などのWi-Fi保護アクセスセキュリティ機能も搭載している。
同ファミリーの第1弾として、Wi-Fi 6専用の「CC3300」と、Wi-Fi 6/Bluetooth Low Energy 5.3に対応した「CC3301」をラインアップ。いずれもQFNパッケージを採用し、同年10〜12月の量産開始を予定する。現在はサンプルを提供中で、1000個購入時の単価は1.6米ドル(約220円)から。評価ボード「BP-CC3301」も提供しており、価格は39米ドル(約5300円)となっている。
宇宙向けハイグレードプラスチック仕様を開発、日本TI
消費電力50%減、エッジAI向けSoC
車載向けCXPI通信ドライバー、レシーバーIC
10極対応三相DCブラシレスモーター駆動IC
880ビットメモリ搭載産業用RFID向けIC、NXPCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング