車載インテリア用RGBチップLED、色ばらつきを低減:ローム SMLVN6RGBFU
ロームは、車載インテリア向けのRGBチップLED「SMLVN6RGBFU」を発表した。RGB素子の発光特性を細かく制御し、混色性を高めて色ばらつきを低減したことで、アプリケーションの正確な色表現が可能になった。
ロームは2023年5月、車載インテリア向けのRGBチップLED「SMLVN6RGBFU」を発表した。メーターやナビオーディオなどの車室内の機能や状態表示用インジケーター、足元、ドアハンドルの装飾照明に適している。既に量産と販売を開始していて、サンプル価格は1個あたり500円(税別)となる。
車載インテリア向けRGBチップLED「SMLVN6RGBFU」 出所:ローム
RGBチップLEDを指定の色に発光させるには、RGB(赤、緑、青)の各素子の色や明るさを制御する必要がある。SMLVN6RGBFUは、同社の内製素子技術を用いて、RGB素子の発光特性を細かく制御。混色性を高め、色ばらつきを低減したことで、アプリケーションの正確な色表現が可能になった。
色ばらつき比較 出所:ローム
発光波長は621/525/470nm、光度は750/1800/430mcdを用意する。全許容損失は400mWで、ピーク順方向電流は100mA。パッケージサイズは3.5×2.8mm、−40〜+100℃の温度範囲で動作する。
併せて、高精度な色度シミュレーションを提供。色度ランクごとに調整係数を設定することで、意図した色に近づけるためのより細かい合わせ込みが可能となる。
色度シミュレーションサポート 出所:ローム
- 冗長電源向けプライマリーLDOレギュレーター
ロームは、プライマリーLDOレギュレーターの新製品「BD7xxL05G-C」シリーズを発表した。2.9×2.8mmと小型ながら耐圧が最高45V、消費電流が6μAとなっており、常時駆動を要する冗長電源の構築に適する。
- 静電容量センサー内蔵RFID通信LSI
ラピステクノロジーは、静電容量センサーを内蔵したRFID通信LSI「MR793200」を開発した。電池を用いず動作し、静電容量センサーでの状態検出や3m程度のRFID無線通信にワンチップで対応する。
- 微発光用途向けの1608サイズLED
ロームは、微発光用途向けの1608サイズLED「CSL1901」シリーズを開発した。PLCなどの制御装置を含めたFA機器、モデムおよびルーターなどの通信制御機器におけるインジケーターや数字の表示用途に適する。
- ADAS向け車載LDOレギュレーター
ロームは、ADAS用のセンサーやレーダーなど向けに、車載LDOレギュレーター「BUxxJA3DG-C」シリーズを発表した。1.7〜6.0Vの幅広い入力電圧に対応し、1.8Vの電源系統にも使用できる。
- 車載マルチディスプレイ向けSerDes IC
ロームは、車載マルチディスプレイ向けのSerDes IC「BU18xx82-M」を発表した。1つのシリアライザーから複数のデシリアライザーに接続できるため、部品点数やシステムコスト、故障リスクの低減に貢献する。
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