マスタースレーブ並列接続対応のDC電子負荷装置:テクシオ・テクノロジー LSC
テクシオ・テクノロジーは、DC電子負荷装置「LSC」シリーズの受注を開始した。最大8台のマスタースレーブ並列接続が可能で、6kWモデルを8台接続した場合では、48kWまでの放電試験に対応する。
テクシオ・テクノロジーは2023年8月、DC電子負荷装置「LSC」シリーズの受注を開始した。4、5、6kWの電力範囲と150、600、1200Vの定格電圧をそろえ、計9種を提供する。価格はオープンで、受注生産となっている。
DC電子負荷装置「LSC」シリーズ 出所:テクシオ・テクノロジー
最大8台のマスタースレーブ並列接続が可能で、6kWモデルを8台接続した場合では、48kWまでの放電試験に対応する。サイズは177×440×745mm、質量は28kgまたは29kgと小型かつ軽量で、同社従来品に比べて6kWモデルは体積が40%縮小している。
ターボモードを備え、一部のテストでは最大2秒間、定格電力と電流を1.5倍に高めた放電が可能だ。さまざまなテストモードを搭載していて、突入電流負荷による電源機器の評価や、ブレーカー、ヒューズ、PTCサーミスターといった保護用素子の評価にも使用できる。
CC、CR、CV、CP、CV+CL、CV+PL、Dynamic、短絡動作モードを搭載。BattテストとCV+C/P limitモードでバッテリー評価ができる。ユーザーオプションとして、USB、LAN、RS-232C、GP-IBのインタフェースに対応。バッテリー放電モードも内蔵していて、バッテリーや充電ステーションなどの仕様テスト、検証に使用できる。
- 供給と消費に対応する回生双方向直流電源
テクシオ・テクノロジーは、回生双方向電源「PBW-L」シリーズを発表した。直流電源としての電力供給と電子負荷としての電力消費の双方に対応するほか、電力を消費せず、インバーターを介して系統へ返す回生機能も備えた。
- 電圧および電流の測定機能を搭載したSMU
テクシオ・テクノロジーは、電圧および電流の測定機能を搭載したソースメジャーユニット「GSM-20H10」の販売を開始した。高精度の直流定電圧源、定電流源と、高分解能の電圧、電流、抵抗測定機能を備える。
- クロックリカバリーレンジ拡張オプション
アンリツは、同社の測定器「BERTWave MP2110A」の25Gクロックリカバリーレンジ拡張オプション「MP2110A-059」の販売を開始した。クロック信号を用いずに、64GFC PAM4光モジュールの光波形を評価できる。
- セルラーIoT向けテストプラットフォーム、キーサイト
キーサイト・テクノロジーは、5G RedCapを含めたセルラーIoT用デバイス向けのワイヤレステストプラットフォーム「E7515R UXM 5G」を発表した。設計および開発の初期段階から製造まで、セルラーIoT開発のワークフロー全体をサポートする。
- 256Gサンプル/秒の任意波形発生器
キーサイト・テクノロジーズは、任意波形発生器「M8199B」を発表した。最大256Gサンプル/秒のサンプリングレートと80GHz超のアナログ帯域幅を備えており、任意信号用の高機能信号源を提供する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.