マイクロチップ・テクノロジーは、同社のインフライト宇宙機向けFPGA「RT PolarFire」と組み合わせて用いる「RT PolarFire 開発キット」を発表した。既に受注を開始している。
マイクロチップ・テクノロジーは2023年3月、同社のインフライト宇宙機向けFPGA「RT PolarFire」と組み合わせて用いる「RT PolarFire 開発キット」を発表した。既に受注を開始している。
同キットを用いることで、実際のインフライト用と同一の電気的および機械的特性に基づいて高速トランシーバーを評価し、制御や通信、DSP、画像処理アルゴリズムをテストできる。
また、各種のドーターボードをサポートする。フル実装HPC(多ピン)FPGAメザニンカードコネクター2つ、SPIフラッシュメモリ、DDR3 DIMMおよびRTギガビットイーサーネット接続、SMA(SubMiniature Version A)コネクターを実装。放射線データやRT PolarFire FPGAのプログラミング向けソフトウェアツール「Libero」も提供する。
同社のRT PolarFire FPGAは、SRAM FPGAと比較して消費電力が最大で50%低減した。また、放射線によるコンフィギュレーションSEU(Single Event Upset)に対して高い耐性を有している。衛星の信号処理における輻輳(ふくそう)の低減など、インフライトでの課題解決に寄与する。
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