STマイクロエレクトロニクスは、デュアルインラインの車載用SiC(炭化ケイ素)パワーモジュール「ACEPACK DMT-32」ファミリーを発表した。耐圧1200VのSiCパワースイッチを搭載している。
STマイクロエレクトロニクスは2023年10月、デュアルインラインの車載用SiC(炭化ケイ素)パワーモジュール「ACEPACK DMT-32」ファミリーを発表した。4または6パック、トーテムポールの構成を選択できる。
同ファミリーは、耐圧1200VのSiCパワースイッチを搭載。同社の第2世代および第3世代SiC MOSFET技術を採用し、オン抵抗を47.5mΩに抑えた。オンボード充電器やDC-DCコンバーター、空調システム、液体ポンプなどでの用途に適する。
最初の製品となる4パックの「M1F45M12W2-1LA」は、車載向けパワーモジュールの性能評価規格「AQG-324」に準拠している。ジャンクション温度は最大175℃で、絶縁電圧は3kV。2023年第4四半期に量産を開始する予定だ。
また、「M1F80M12W2-1LA」「M1TP80M12W2-2LA」「M1P45M12W2-1LA」「M1P80M12W2-1LA」「M1P30M12W3-1LA」もサンプルを出荷中だ。量産は、2024年第1四半期に開始する予定。
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